代表者ごあいさつ

支部長のお花

ごあいさつ

   いけばな小原流では、伝統的ないけばなから、モダンで毎日楽しめる形まで、自由で多彩な表現方法が学べます。
   小原流秋田支部は、昭和30年発足し創立60周年に向かって”和と謙虚”をモットーに先人たちが培われた伝統文化を会員一人ひとりが日々研鑽を重ね未来へと継いでまいりたいと願っております。
 
   いけばなで始まるいい時間、季節の草花をあなたらしくいけてみませんか。初心者も気軽に、いつからでも始められます。段階的なカリキュラムで、先生の資格を取得できます。まずは、いけばなの魅力に触れてみませんか。ご希望の方は電話又はホームページでお申し込みください。
   いけばなは四季折々の花に触れることでやさしい思いやりを育みます。
 
小原流秋田支部 支部長


参与のお花

秋田の小原流について

   日本海側に位置し、名峰・太平山を仰ぎみる地、秋田。慶長7年(1602)、常陸から国替えとなり、初代秋田藩主となったのは、清和源氏の流れをくむ佐竹義宣です。翌年、神明山に久保田城を築城し、20万石の城下町として栄えました。現在の人口は約32万人。秋田駅の北西約700mにある城跡は明治以降、日本庭園・千秋公園となり、桜やつつじの名所として今も市民に広く親しまれています。
   千秋公園の一角にある秋田市立佐竹資料館では、秋田藩と歴代藩主の資料や西洋絵画の手法を取り入れた秋田蘭画などが展示され、藩政時代を偲ぶことができます。
   公園の堀端に建つ秋田県立美術館は、みんなの花展や18流派による花会が毎年のように開催されており、華道家としては最高の展示場所です。日本が世界に誇る藤田嗣治画伯の作品を一堂に展示しており、世界最大級といわれる大壁画「秋田の行事」が圧巻です。夏になると外堀では蓮の花が咲き、小原流の写景を感じさせます。夏といえば、毎年8月3日〜6日まで開催される「秋田竿燈まつり」も有名。俵に見立てた提灯46個を竿に吊るし、通りを練り歩きながら、持ち手が手や額、腰に竿灯を乗せるなど、ダイナミックな妙技を競い合う、豊作祈願のお祭りです。
   ほかにも、明治の西洋建築としては有名な赤れんが館(旧秋田銀行本店)や民俗芸能伝承館、旧金子家住宅、国の重要文化財に指定されている天徳寺など、見どころがたくさんです。もちろん、キリタンポやハタハタ、イブリガッコ、地元の日本酒など、名物にも事欠きません。
   このように風光明媚な秋田で私は54年間、現在は秋田支部参与としていけばなに携わってまいりました。かつて支部の備品のなかった時代には、研究会の出席者自らが花器や剣山を持参したり、花展制作も徹夜作業だったり。他の支部行事に参加するようになり、多くの人々との出会いも生まれました。これからも、宏貴家元を中心に、小原流がさらに大きな輪となるよう、私も後進の育成に努力するのみと思っております。
(小原流教授会会報ふうせんvol.44掲載)
 
小原流秋田支部 参与

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